充血とは、眼球の表面を覆った結膜の血管が、アレルギー、ウイルスや細菌感染、疲れなどによる炎症によって膨張し、白目部分が赤くなることです。

VDT作業やゲーム、携帯電話などの液晶モニター画面を長く見続けていると、無意識のうちにまばたきの回数が減ってしまいます。
まばたきの頻度が少なくなると涙の分泌が減ったり、涙が蒸発してまうので、目の筋肉が疲れ、目が充血しやすくなります。

充血した場合、意識的にまばたきの回数を増やしてみましょう。仕事などで長時間にわたってパソコン画面を凝視する必要がある場合は、一定時間ごとに適度な休憩をはさむ習慣をつけましょう。
1時間ごとに約10分は目を休め、目の疲れをとるマッサージをしたり、温めた蒸しタオルなどをまぶたの上にのせて、目の周りの血行を良くして目をスッキリさせます。

また、目の負担は軽減するには、パソコンやテレビの画面と、目の距離は50cm以上離すように配置したり、ディスプレイ画面の輝度を落として設定したり、画面が目線より下の位置になるようにするだけで、目の渇きを防止することができます。

オフィスの場合、エアコンの風が直接目に当たらないように、吹き出し口の向きを変えたり加湿器を置くなどの工夫もしましょう。

最後に、充血は、角膜炎や結膜炎などの疾患の可能性もありますので、目の異物感、痛み、目やになどがある場合は、早めに医師の診察を受けましょう。