青魚に多く含まれると言われるDHA（ドコサヘキサエン酸）は、頭が良くなる効果があることで良く知られていますが、これは、DHAが脳の神経細胞を活性化し、判断力や集中力を高めたり情報伝達を速めることが学力の向上に期待できるからだそうです。

このDHAですが、細胞膜の構成成分の一つで、体内に存在する約50％ほどが、網膜や視神経に集中しているそうです。 このことからも、DHAが視力回復に効果があることが理解できるでしょう。
そもそも、「見る」という行為は、目に入ってくる外部からの視覚情報が、網膜に映し出し、視神経で伝達して、脳に伝わることで「見る」ことを可能にしているのですから、網膜や視神経にも多くのDHAが必要になるわけで、不足してくれば視力低下を招くこともあると言うことです。

DHAは、不飽和脂肪酸の一種で、特にイワシ、サバ、サンマ、カツオ、マグロ、アジ、ブリなどの青魚に含まれていますが、焼き魚やフライにすると摂取量が少なくなるそうです。 DHAの一日に摂取すべき量は明確ではありませんが、刺身であればマグロで4～5切れ、ブリで6～7切れ、焼いたサンマなら約半尾が理想だと言われています。

そんなに摂取できないという方は、サプリメントがお勧めです。
但し、過剰摂取には注意して下さい。DHAを過剰に摂取すると、血液が固まる力を弱めるので出血しやすくなるそうです。