ドライアイとは、パソコンなどの作業により、目が乾きを感じたり、目が疲れたり、目がしょぼしょぼする、目がゴロゴロすると言った目に不快な症状が現れることです。
症状が重くなると眼の表面に無数の傷がついたりすることもあるので、目が乾いただけなどと軽く考えないで、オフィス環境を改善するなど早めに対処しましょう。

ドライアイは、眼の表面が乾くことで、引き起こされるわけですが、ＶＤＴ作業は、どうしてもパソコンのディスプレイを凝視してしまうため、まばたきの回数が極端に減ることが原因の一つとされています。
ある調査によると、パソコンのディスプレイを見ているときは、普段のまばたきの回数の半分以下になるという結果が出ており、まばたきの回数が減れば、目に必要な涙の分泌量が不足するのが当然と言えます。

他にも、目を乾燥させる要因はあります。例えば、室内のエアコンだったり、コンタクトレンズなどでも目を乾燥させています。
意外なところでは、「花粉症」や「レーシック手術（半年以内）」などもドライアイの危険因子に挙げられています。

オフィスなどで簡単にできる対策法としては、デスクの横に加湿器を置いたり、部屋に濡れタオルを干すだけでも効果があります。
また、パソコンの作業中、まばたきの回数を意識的に増やしたり、ホットタオルで目を温めるのも効果があります。
他には、パソコンのディスプレイやテレビの位置を目線を低くなるように設置しても目の乾きを防げます。目線を下げると、目の開く幅が狭くなり涙の蒸発を防ぐ効果があるからです。

いずれにしても、単なる目の乾きと考えないで、目の負担の軽減する工夫を怠らないことが大切です。